auから発売されている5G回線対応のホームルーターであるauホームルーター5Gは、データ容量無制限で毎日好きなだけWi-Fiが使えます。
しかし、高価な機器代金や毎月の利用料金が欠点として指摘されています。他の据え置きタイプのルーターと比較しても説明します。
auホームルーター5Gについて
契約期間 | なし |
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データ容量 | 無制限 |
事務手数料 | 3,300円 |
月額料金 | 初月~24ヶ月目:4,620円 25ヶ月目以降:5,170円 |
初月の料金 | 4,620円の日割り計算 |
スマホセット割引 | au:最大1,100円/台 UQモバイル:最大858円/台 |
端末代金 | 実質無料 |
プラスエリアモード | 無料 |
キャッシュバック | なし |
2年間の合計費用 (24ヶ月間) | 129,780円 |
2年間の実質月額※ | 5,407円 |
3年間の実質月額 | 4,888円 |
違約金 | なし |
支払い方法 | クレジットカード or 口座振替 |
運営会社 | KDDI株式会社 |
auホームルーター5Gが評判が悪い1番の原因はWiMAXに比べて料金が高いから
auホームルーター5Gが不評の理由は、同じ端末、同じ設備を使用しているWiMAXのホームルーターに比べて、料金が高いためです。
性能に違いはないため、コストを重視する場合は、料金の安いWiMAXを選ぶことがおすすめです。
WiMAXもauも使う機種は同じ
そもそもauもWiMAXも同じKDDIのグループになります。
そのため、auホームルーター5GとWiMAXは、同じ端末を使用するだけでなく、データ容量は無制限で最大2.7Gbpsの高速インターネットを利用できます。
さらに、難しい設定は必要なく、コンセントに挿すだけでWi-Fiがすぐに使えるようになります。
この点はなにも変わりません。
WiMAXは複数のプロバイダで比較して選ぶことができる
WiMAXのプロバイダとは、WiMAXサービスを提供している事業者のことです。
UQコミュニケーションズ社から回線をレンタルして、自社サービスとして提供しています。
WiMAXサービスの販売窓口をしている代理店を一般的に「プロバイダ」と呼びます。
WiMAXは安い料金プランのプロバイダを選ぶのがコスパ最強
WiMAXもauも機種は同じものを利用します。また基地局など通信設備も同じものを利用しています。
WiMAXでプロバイダを選んで契約をするとauよりも遥かに安い料金で契約をすることができます。
速度やエリアは同じなのに!
auホームルーター5Gのエリアをチェック。5Gエリアも拡大中
エリアを確認性ます。
これは利用エリアのマップになります。
左上の表記UQと書かれていますが、auでも同じです。地図見方をタップしてもらうと色によってエリアが区分けされているのがわかります。
色が濃い地域が5G対応エリアで、その中でもピンクの場所が最も速度がでる「5G sub6」のエリアになります。
5Gエリアはエリアは狭いが通信速度は速い
できれば5Gエリアで利用できるのが望ましいです。
4Gと比較すると、5Gは最大通信速度が20倍、遅延速度が10分の1、同時接続機器数が10倍になるため、通信性能が大幅に向上しています。
そのため、5Gエリアで利用できれば、より便利に活用できる可能性が高いと言えます。
auのホームルーターとWiMAXのホームルーターは本当に同じか検証
これは検証するまでもありません。 auのホームページに行くとわかります。
2種類の機種名がそれぞれ「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」と「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」になっています。
これはWiMAXで取り扱っている機種をまったく同じ機種です。
ですから機種の性能はまったく同じです。 でもよく見ると分かるのですが、WiMAXで売っている機種よりもなぜか販売価格だけは高いです。
このように同じサービス、同じ機種を購入契約をしてもauで契約すると高くなるのがわかりますね。
auホームルーター5GとWiMAXは、同じ回線を利用するホームルーターサービスであるため、エリアの対応範囲や最大通信速度はまったく同じです。同じ端末を使用するため、実効速度や同時に接続可能なデバイス数なども全く同じです。
WiMAXのサービスもいまではほとんどau回線を利用している
WiMAX+5Gがスタートした時点で、WiMAXのサービスはこれまでのWiMAX回線を利用した独自路線から、au 5G + au 4G LTE + WiMAX2+の3つの回線を利用したサービスに大きく路線を変更しました。
これはどこで契約をしても変わりません。
UQコミュニケーションズはWiMAXの運営会社であり、KDDIグループの電気通信事業者です。つまり、UQコミュニケーションズとauは同じグループ会社であり、エリア、通信速度、利用可能な端末などのサービス内容も同じです。
auホームルータープラン5Gはプラスエリアモードが無料
auホームルータープラン5Gだけの特典もあります。
それがプラスエリアモードです。
通常モードよりも広いエリアでインターネットが使用できるプラスエリアモードは、auのプラチナバンド回線(BAND18)を使用するため、高層ビルが多く立ち並ぶ場所や地下でも電波が届くようになります。
ただし、プラスエリアモードはモバイルWiFi向けのサービスであり、一定の場所に固定したホームルーターではあまり利用する機会はありません。
auホームルーター5Gは30GBまで利用できる一方、WiMAXは15GBまで利用できます。WiMAXの月額利用料1,100円は無料ですが、プラスエリアモードを利用しないユーザーにとっては、大きなメリットにはなりません。
据え置きタイプのルーターではプラスエリアモードを利用することはまずないのでメリとともいえません。
auホームルーター5Gは無制限・3日間の速度制限も撤廃
2022年2月までは「3日15GBを越えると」速度制限がかかっていましたが、現在はこの3日制限は撤廃されています。
3日制限は「前日までの3日間」で「15GB以上」の通信を行っていた場合には当日の18時から翌日2時(26時)まで通信速度が1Mbps程度に制限されていました。
この制限が厄介なのは「毎日、前日までの3日間の通信量が計測されること」です。
一度3日で15GBを越えるとなかなか3日15GBを下回ることができずに、制限が継続されることも少なくありませんでした。
月間の通信制限なら月をまたげはリセットされますが、3日制限は3日間の通信量が15GBを下回らない限りは、毎日夜の時間帯に制限がありました。
この制限が撤廃されたので非常にWiMAXの契約がしやすくなりました。
auホームルーター5Gの注意点とデメリット
- インターネット回線としての性能が同じWiMAXより料金が高い
- 3年以内に解約すると端末の残債を一括で請求される
- 契約住所以外での利用は禁止
インターネット回線としての性能が変わらないWiMAXのより料金が高い
まったく同じ通信プランにも関わらずauでの契約は料金がかなり割増になります。 WiMAXのプロバイダと比較するとわかりますが、料金差は最大で40,000円ほど高くなります。
月額料金もさることながら、機種代金もほぼ倍の料金設定となっています。 機種代金が高額だと解約時のリスクが大きくなります。
機種代金は分割払いのため途中解約時に残債を一括支払いしないといけない
auホームルーター5Gの料金プランは3年間分割払いの金額と同額の割引が適用されるため、端末代金が実質無料になります。
ただし、3年以内に解約した場合は、本来支払う必要があった端末代金の未払い分が請求されることに注意してください。違約金はないものの、解約時には高額な支払いが必要となります。
ほかのWiMAXプロバイダなら機種代金が半額なので解約時のリスクも半減されます。
契約住所以外での利用は禁止
ホームルーター5Gは契約住所以外での利用が禁止されています。 引っ越しで利用場所が変更になる場合などは契約住所の変更手続きが必要になります。
もし契約住所以外での利用がau側に知れたときにはサービスの利用が停止されます。
auホームルーター5Gのメリット・おすすめは?
- auショップで契約できること
auショップで対面での契約ができる
auショップで契約ができる最大のメリットは対面で契約できることでしょう。
わからないことは確認しながら契約を進めることができるのでオンライン契約ではわからないことがある人にはいいかもしれません。
ただ契約後に機種の調子がわるくなったなどのサポートはどのプロバイダで契約をしてもauショップで対応してもらうことになるため変わりません。
違うのは契約時に相談できるかどうかだけです。
対面で契約したいなら家電量販店のほうがマシ
家電量販店でWiMAXのホームルーターを契約することもできます。 こちらも対面で契約することができます。
家電量販店で取り扱いがあれば、安く契約できる可能性があります。少なくともauで契約するようは料金面でのメリットも大きいでしょう。
auのホールムーター5Gがおすすめできない人
以下のような人にはauホームルーター5Gはおすすめできません。
安くホームルーターを契約したい
さきほどから繰り返し書いているように安くホームルーターを契約したいならauでの契約はおすすめできません。
WiMAXで同じ回線が手に入りますからWIMAXのプロバイダから契約先を探したほうがコスパがいいです。
ドコモの携帯を契約している
ドコモの携帯を契約しているならドコモのホームルーターであるhome5Gの契約を検討したほうがいいでしょう。
ドコモのホームルーターはドコモの携帯契約があれば、セット割引が適用されます。
応答速度が重要なオンラインゲームをしたい人
オンラインゲームの中でも応答速度を重視するようなゲームをする予定ならホームルータはやめておきましょう。
ホームルーターが利用してのは携帯回線です。携帯の回線は応答速度が決して速くありません。
光回線を契約するのがいちばん安定します。
auホームルーター5G契約の流れ
auホームルーター5Gは、高速な5G回線を利用して、家庭内で高速かつ安定したインターネット環境を提供してくれます。ここでは、auホームルーター5Gの申し込み方法と利用開始までの流れについて詳しく解説します。
申し込み方法
オンラインでの申し込み auホームルーター5Gは、au公式ウェブサイトから簡単に申し込むことができます。以下の手順に従って申し込みを行ってください。
au公式ウェブサイトにアクセスし、ホームルーター5Gのページに移動する。 必要事項を入力し、申し込み手続きを進める。 申し込みが完了したら、auから連絡が来るのを待つ。 オンライン以外での申し込み オンライン以外でも、auホームルーター5Gの申し込みが可能です。以下の方法があります。
auショップでの申し込み 電話での申し込み
利用開始までの流れ
契約申し込み auホームルーター5Gを申し込んだら、auから申し込み受付の連絡がきます。その後、審査が行われ、契約が成立します。契約成立後、auからホームルーター本体が送付されます。
初期設定 ホームルーター本体が届いたら、au公式ウェブサイトの手順に従って初期設定を行ってください。初期設定が完了すると、インターネット接続が可能になります。
サポート auホームルーター5Gを利用中に何か問題が生じた場合は、au公式ウェブサイトや電話でのサポートを受けることができます。問題が解決しない場合は、auショップでのサポートも受けることができます。
以上が、auホームルーター5Gの申し込み方法と利用開始までの流れについての解説です。快適なインターネット環境を手軽に手に入れることができるので、ぜひ検討してみてください。
auホームルーター5Gの解約方法
auホームルーター5Gを解約する際は、以下の手順に従って手続きを行う必要があります。
解約手続きの方法を確認する まずは、auの公式サイトにログインし、解約手続きの方法を確認しましょう。公式サイトから手続きができる場合もありますし、ショップに直接行く必要がある場合もあります。
解約手続きを行う 解約手続きを行うためには、契約者本人が必要です。auショップで手続きをする場合は、本人確認書類が必要になる場合があります。公式サイトから手続きをする場合は、マイページにログインして手続きを行います。
機器の返却 機器は購入になるために返却は不要です。
解約料の支払い 契約期間途中で解約する場合は、解約料が発生する場合があります。詳しくは、auの公式サイトやショップに問い合わせて確認しましょう。
以上が、auホームルーター5Gを解約する手続きの流れです。契約前には、解約に関する規約をよく確認しておくことが重要です。
auホームルーターの遅い原因と対処法
auホームルーターが利用しているのはauとWiMAXのモバイル回線です。携帯電話の電波を利用しているために「利用場所」と「利用周波数」によって電波感度も速度も変わります。
ホームルータが遅いときの対処法
ホームルーターが遅いときには、以下のような対処法があります。
ルーターを再起動する ホームルーターが遅くなる原因の一つに、メモリー不足やエラーがあることがあります。その場合は、ルーターを再起動することで解決することができます。ルーターの電源を切り、再度電源を入れるだけで再起動ができます。
Wi-Fiの電波を確認する ホームルーターの遅さの原因の一つに、Wi-Fiの電波が弱くなっていることがあります。その場合は、ルーターの近くであれば電波は強くなります。また、ルーターの位置を変えたり、周辺に電波の干渉源がないか確認することで改善することができます。
ルーターの設定を変更する ルーターの設定を変更することで、通信速度を改善することができます。例えば、ルーターのチャンネルを変更することで電波の干渉を回避できたり、無線LANの設定を変更することで、通信速度を向上させることができます。
ルーターのファームウェアをアップデートする ルーターのファームウェアを最新のものにアップデートすることで、安定性や通信速度が向上する場合があります。ルーターのメーカーサイトから最新版のファームウェアをダウンロードし、アップデートすることができます。
プロバイダに問い合わせる 上記の対処法でも改善されない場合は、プロバイダに問い合わせることをおすすめします。プロバイダはホームルーターの設定や通信環境をチェックし、適切な対処方法を提供してくれます。
以上が、ホームルーターが遅いときの対処法です。問題が解決されない場合は、プロバイダに相談してみることをおすすめします。